トヨタ ヴィッツ
御前崎市からお越しのG様御前崎市からお越しのG様、トヨタ・ヴィッツのご入庫・コーティング施工が完了致しました。
新車登録から約9年経過したお車になりますが、普段は青空駐車という事もありまして
ボンネット・ルーフ部には重度の水シミ、さらにボディ全体に無数の洗車傷によるダメージが見られており、どこまで磨きを入れていくかが最大のポイントとなる1台でありました。
塗装の厚みの事を膜厚と言いますが、メーカーや車種、年数の経過などで1台1台現状の膜厚の量がかわってきます。
こちらのお車はおおよそ90μm。ミリで表しますと0.09mmの塗装の厚みです。
この厚みの中でさらに磨きをかけれる範囲はクリア層と呼ばれる極わずかな量しかございません。
そのため重度のダメージを受けた塗装の場合には傷の深さや現状の膜厚の量を考慮した磨きを施します。
傷などのダメージと同等の深さまで磨きをかけていけば周囲との境目が平らになり
傷の除去もしくは見えにくい状態に至りますが、それと同時に塗装(クリア層)の減少が免れません。
綺麗にしようと思う余り、過度な磨きをかけ過ぎますと塗装自体の耐久性が削がれてしまいます。
この場合、施工直後は綺麗に見えても数年後には劣化が早まり色褪せしてしまう、なんて事にもなり兼ねませんので注意が必要です。
当店ではこのような事も考慮し、現状の状態からベストな仕上がりをご提案しておりますが、
塗装には限りがありますから、やはり早めにコーティングをしておく事が一番よろしいかと思います。
さて、下地処理の様子ですが、まずは車の顔となるボンネット。
この部分が綺麗に見えるかどうかで第一印象が決まりますので慎重に進めさせて頂きました。
高度下地処理技術「Revolt adjust system(リボルト アジャスト
システム)にて磨き上げ、良く見ると細かい線傷などは残っていますが、気になっていた水シミは目立たないレベルにまで仕上げる事が出来ました。
施工途中の変化を見られたいとの事で半分のみ磨かして頂いた状態がこちらです。
洗車傷のダメージも可能な限り除去していきますと、傷で覆われていた塗装が顔を出し、本来の塗装色がしっかりと現れてきました。
傷が消え去ると元々はこういう色だったのか!と驚きすら感じてしまいますね。
そして下地処理の後には当店自慢の「リボルト・プロ」でガッチリとコーティングを施しました。
リボルトプロの特徴の一つとして厚く濃度の濃いガラス被膜を形成する点が挙げられます。
これにより下地処理にて磨かれたクリア層を補うように1枚被膜が増し加わりますので、艶やかな塗装面の保護が可能となります。
お渡し時はオーナー様も見違えるようになったお車に大変驚かれておりました。
今後はセオリー通りの洗車をして頂ければ、長期間に渡りこの艶と輝きが維持できると思います。
この度は、ご用命頂きまして誠にありがとうございました。
- 施工時期:
- 2014年1月
- 施工内容:
- リボルト・プロ