GALLERY 施工ギャラリー
2024.09.08
ホンダ・アコードツアラー ヘッドライト研磨
ご紹介の車両は、ホンダ・アコードツアラー。
過去に当店でボデイコーティングをご依頼下さったお客様になります。
今回ヘッドライトのお悩みのご相談を頂いたわけですが
約1年半前にボディコーティングを施工した際には問題なかったレンズが
ここ最近ボロボロとダメージが出てしまったとの事。
お話を伺うと、過去にヘッドライトのダメージが生じた際に
”クリア塗装でリペア”をされていたようで、
遠目で見ると綺麗に見えていたレンズが・・・
近くで見ると、
上面を中心にリペア時のクリア塗装が剝れている箇所が確認出来ました。
クリア塗装の利点は施工直後は細かな磨き跡が塗装で”埋まる”ことで
仕上がりが非常に滑らかで美しい。
逆に難点はポリカーボネート樹脂(レンズ)は”そもそもクリア塗装がのりにくい”
そのため、密着度を上げるミッチャクロンの散布や、クリアのバラ吹き(捨て吹き)を入念に行うなどの
対策を行ったとしても定着不足から数年後に剥がれが生じやすいというのが、
数多くのクリア塗装によるリペアレンズを見てきた私の所感です。
一度こうなってしまいますと
月日の経過で痛みが少しずつ広がっていきます。
この症状を綺麗に改善するためには
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全てを完全リセット
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まだ痛みが広がっていない部分も含め、
”クリア塗装が塗られている範囲全て”を一度取り除いていく作業からスタートです。
そして今回一番に手こずったのがこの作業。
剥がれが生じている部分は良かったのですが、
まだ綺麗にクリアが生きている部分はガッチリと塗装が固まっていたため通常通り作業では全然手応えが得られませんでした。
最初のこの工程をおそろかにしていますと、
後の鏡面仕上げ時に研磨の段差やコーティング被膜形成の阻害などの弊害が生じてしまいます。
研磨工程の番手を高め、
完全にクリア塗装部を取り除いていった結果、
無残にも(?)レンズはここまで真っ白い状態にまで・・・
あとは段階的に鏡面仕上げまでレンズを磨き込んでいくワケですが
一度このレベルまで粗研磨してしまうと
完全なクリア状態まで到達させるには根気のいる作業を要します。
通常6~7工程の研磨で済むところを10工程位はこなしたでしょうか。
どうでしょうか、この仕上がり感!
久々に腕がピリピリと痺れるまでに磨き込みました。
最後にレンズへコーティングを施して完成となります。
ボディのコーティングにも同じことが言えますが一番大切なのは下地作りです。
施工店選びの際には費用の違いももちろんですが、
”どういった作業を行っているのか”
しっかりとご判断いただいた上でご検討頂くとよろしいかと思います。
【車両】
ホンダ・アコードツアラー
【施工内容】
■ヘッドライトコーティング
【施工店】
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