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2024.07.03

コーティング・スチーマー・クリア塗装・プロテクションフィルム/メリット&デメリット

【ヘッドライトリペア作業の要注意ポイント】

ヘッドライトのリペア作業は、

・研磨後にコーティング施工(当店の施工方法)

・研磨後にクリア塗装

・研磨後にヘッドライトスチーマー

・研磨にプロテクションフィルム

など、

ダメージを取り除いた後の最終的な保護の方法にいくつか種類があります。

 

では何故、当店がコーティング施工による方法を取っているかは、

”デメリットが少ない”

この一言に尽きます。

 

どの方法も仕上がり直後は綺麗な見た目になります。

しかし、

どの方法も何年も長く保てるとは限りません。

つまり、いずれは再施工・再リペアのタイミングがきてしまうということです。

この時の再施工性の悪さが、クリア塗装・スチーマー・プロテクションフィルムの欠点と言えます。

 

・クリア塗装はボロボロとなったクリア塗装の剥離作業があまりにも手間がかかり過ぎる。

 

・スチーマーはポリカーボネート樹脂を溶かし固めるため、縮みの発生、クラック誘発の心配やその除去に手間がかかる。

 

・プロテクションフィルムはフィルム自体の劣化に伴い、貼り直し時にレンズ表面の保護膜ごと、フィルムの強力な糊面によって剥がれ、損傷が起きてしまう恐れがある。

 

これらが懸念される項目の一例です。

再施工時の費用面におきましても当店施工方法でありましたら、他の方法よりもはるかに安価であることがメリットとして挙げられます。

(2回目以降は割引価格でご提供している程です)

ヘッドライトのリペア方法は様々でありますが、それぞれ費用対効果にメリット・デメリットが存在します。

なにが良いのかわからない。といった方はまずはご相談頂ければと思います。

 

 

【クリア塗装後のヘッドライト 再リペア事例】

ヘッドライトレンズのリフレッシュに
ご入庫いただきました車両はニッサン・シルビア(S15)
コンパクトボディにFR駆動のターボ車。
ん~やっぱりこの時代のスポーツカーはカッコイイですよね!
モデル的には既に20年以上の経過となりますでしょうか。

 

さぞかしヘッドライトにも痛みが出ているだろうと
早速レンズを見てみますと・・・・

 

ん??

なんですか?

この状態は・・・

 

 

 

垂れるようにベッタリと付着している?

いや、

垂れるように ”何か” が剥がれてきている!

 

 

お話を伺うと、
過去にヘッドライトレンズが黄ばみ・くすみで悪化したため
塗装業者様にてレンズへクリア塗装を施したそうです。

 

・その際に使用された塗料が悪かったのか
・作業時の足付け処理が甘かったためか

 

垂れるような剥がれの正体は、
まさにこの“クリア塗装”によるもののようでした。

 

正直な所、
過去にどういった作業をされているのか、
レンズ自体へどの程度の影響が出てしまっているのか、
やってみなければどうなるかわかりません。

そんな不安もよぎりましたが、
ご了承のもと、作業を進めていくこととなりました。

 

まずはクリア塗装の一掃するため
ハードポリッシュでアプローチを開始!
その結果はといいますと・・・

 

 

初期研磨時にはパリパリとクリア被膜がめくれるように剥がれ
ザラついた表面が出てきましたが、徐々に研磨を進めるにつれ、ヒヤヒヤと心配した思いが晴れていくかのようにレンズの透き通った透明感が無事に戻ってきました。

痛みの原因であったクリア塗装さえ対処してしまえばあとはいつも通りの作業です。

 


 

しかしながら、厚みのあるクリア塗装・・・

研磨作業だけでも二人掛かりで半日以上。

あくまで私の所感ながら、

レンズへの負担も考えると、クリア塗装後の再リペアはあまりお勧めできません。

 

レンズの材質であるポリカーボネート樹脂にクリア塗装をする際は、

足付け・捨て吹き不足からくる”塗装の定着不良”が多く見受けられます。

・1年~2年程でクリア塗装が剥がれ始める個体

・ご自身でウレタンクリアをトライして大失敗・・・

なんてご相談も多く頂きます。

修復不可になる可能性も高く、リスクを考えますと注意して頂きたい所です。

 


 

■施工後

 

 

 

■施工事例

ヘッドライトコーティング施工事例紹介

 

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